欲しいものがすぐに手に入り、料金は後払いとなるクレジット払い。現金を持ち歩くことなく支払いができ、ネット通販などでは即時決済が可能です。
そんな便利なクレジットカードですが、使い方によっては借金と同じです。クレジットカード払いには支払い回数を決めることができ、一回払いの場合だと金利が付きませんが、複数回払いやリボ(リボルビング)払いの場合だと分割払いとなるので、分割手数料が商品代金とは別に発生します。
私の使っている楽天カードでは、3~36回の分割払いがあります。
下の表は分割払いの年率と手数料です。
楽天カード支払い回数表
支払回数 | 3 | 5 | 6 | 10 | 12 | 15 | 18 | 20 | 24 | 30 | 36 |
支払期間(ヶ月) | 3 | 5 | 6 | 10 | 12 | 15 | 18 | 20 | 24 | 30 | 36 |
実質年率(%) | 12.25 | 13.50 | 13.75 | 14.50 | 14.75 | 15.00 | 15.00 | 15.00 | 15.00 | 15.00 | 15.00 |
利用代金100円当たりの分割払手数料(円) | 2.04 | 3.40 | 4.08 | 6.80 | 8.16 | 10.20 | 12.24 | 13.60 | 16.32 | 20.40 | 24.48 |
支払い回数を36回の分割にすると、100円当たり約25円の手数料がかかります。
逆に一括払いであれば、一回での支払いとなるので分割手数料はかかりません。それにポイント(楽天の場合、通常は購入金額の1%)が加算されますので、現金で支払うよりもお得になります。
団塊世代より上の世代の人の中には、クレジットカード=金利のかかる借金だと思い、「クレジットカードで買い物をすることは借金して買い物することと同じだから、クレジットカードを使うのをやめなさい」と言う方(親さん等)がいると思います。
ですが、これは「借金=悪」だと思い込んでいることが原因です。
この場合の「借金をして買い物をすることと同じ」という部分は金利が発生する支払い方法(つまり分割やリボ)を指しているのであって、一括払いは金利が発生しません。
しかし、形式的には代金後払いなので、カード会社に一時的にお金を立て替えてもらっていることになりますので、後には商品代金を支払う必要があります。
使い方を間違えると、商品代金を支払うことができず(支払い不能になる)、ブラック扱いとなり、本当にお金が必要な時に用立ててくれる金融機関が無くなってしまいます。
ですから、クレジットカードでの買い物も使い方さえ間違わなければ、危険な(悪い)借金ではないのです。
クレジットカードで商品代金を支払うときは、必ず一括払いにすることが鉄則です。